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フォーマルな装いの色へ

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一方、黒の高級感やフォーマルとしての地位は歴史と染色技術が作ってきました。
どの文化でも、汚れた衣服や安価な染料で染める黒い色は、身分の低い者が身に着ける色でした。
しかし14世紀後半のヨーロッパで、深みのある美しい黒を高級な繊維に染める技術が得られ、黒は大流行しました。
パーティーなどで着用されはじめ、貴族のための黒、今のフォーマットな装いにつながる黒が誕生したのです。
日本でも、濃い色が地位の高さを示す平安時代に、貴族たちが色の濃さを争いあった結果、
現代のオフブラックのような暗色が宮中にあふれました。
平安中期の一条天皇の時代には、官位を表す位階色の上位が黒となっています。
黒は手間と技術を極めた高級な色となったのです。
こうして東西とも、貴族の嗜好に見合う美しい黒の登場により、公の場に着ていく衣装の色として定着していきました。
ところで日本では喪服に黒を着用します。
この喪服の色は、灰色や白の時代を経て、最終的に黒となりました。
明治時代に西洋文化を導入したためです。
結婚式やハレの日でも黒いドレスを着ることがあるのは、江戸時代から黒留袖が既婚女性の正装だった影響によるのです。
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